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二君
「二君〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
二君の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「侏儒の言葉」より 著者:芥川竜之介
弱気」などはその最たるものであろう。なお又「等、等、等」と書いたりするのも宇野浩
二君所生のものである。我我は常に意識して帽子を脱いでいるものではない。のみならず....
「三人の双生児」より 著者:海野十三
は説明するまでもあるまい。僕は君を大学へ連れていって、アルコール漬になっている真
二君の首を見せたいと思うよ。――まあそんなわけだから、君たちが生れたときに、お父....
「海野十三敗戦日記」より 著者:海野十三
残ることとなり、それぞれの友人の宅に置いて貰う。ほかに良ちゃんはうちに下宿中、洋
二君は商船学校に在学中で、一家六分離した状態となった。 ◯親類ですでに戦災せるは....
「綺堂むかし語り」より 著者:岡本綺堂
四月に歌舞伎座で森鴎外博士の「日蓮辻説法」が上場された。恐らくそれは舎弟の三木竹
二君の斡旋に因るものであろうが、劇界では破天荒の問題として世間の注目を惹いた。戦....
「未来の地下戦車長」より 著者:海野十三
よ。そんなむずかしいものは……」 「いや、作るよ。作ってみせる。きっと作って、亮
二君を、びっくりさせるよ。いいかい」 「だめだめ。出来やしないよ。そんな夢みたい....
「火星兵団」より 著者:海野十三
っかにして、怒りの声を発した。
「こんなばかなことが、あってたまるものか。あの千
二君が、共犯者だなんてことがあるか!」
千二少年のつよい味方が、一人あらわれ....
「○○獣」より 著者:海野十三
となく掘られていった。 「博士。こんなに穴をあけてどうするんですか」 「おう、敬
二君か。これは陥穽なんだよ。○○獣をこの穴の中におとしこむんだよ」 「へえ、陥穽....
「『出家とその弟子』の追憶」より 著者:倉田百三
し、世間ではあまりこの作に注意しないのは残念千万だ。 『出家とその弟子』は邦枝完
二君の監督で林君、村田君等が、有楽座で上演したのが最初の上演だった。村田実君(今....
「『演劇』あとがき」より 著者:岸田国士
教授英文学者にして、演劇学者として私の長年にわたる演劇活動を通じての畏友、山本修
二君をすぐ頭に浮べた。私の希望はかなえられた。 一、演劇と社会生活 これは、....
「八犬伝談余」より 著者:内田魯庵
金碗孝吉 風雲惨澹として旌旗を捲く 仇讎を勦滅するは此時に在り 質を
二君に委ぬ原と恥づる所 身を故主に殉ずる豈悲しむを須たん 生前の功は未だ麟閣に上....
「青蛙神」より 著者:岡本綺堂
に。)ここの家のお墓はどこにあるんでしょう。 高田 僕も今まで知らなかったが、中
二君の話ではここから、三四町ほど距れた所にあるそうだ。 君子 それじゃあ時々に御....
「明治劇談 ランプの下にて」より 著者:岡本綺堂
のように早くは書けなくなったので、まるで取柄がなくなってしまった。 その頃、賢
二君の話によると、歌舞伎座の作者部屋の給料はあわせて四百五十円で、その中から二百....
「二葉亭四迷」より 著者:内田魯庵
は面白かった。北村透谷君の一生もまた極めて興味がある。が、二葉亭の一生はこれらの
二君に比べると更に一層意味のある近代的の悶えと艱みの歴史であった。....
「秋の鬼怒沼 」より 著者:木暮理太郎
大正九年十月十日。松本善
二君と倶に、午前五時五分発の列車にて上野駅出発、九時二十七分日光着。馬返まで電車....
「八ヶ峰の断裂 」より 著者:木暮理太郎
時間前後を要するそうである。 私は今年長次郎と他に二人の人夫を伴って南日、森の
二君と共に五竜方面から此山稜を縦走した。そして小断裂の方は二丈|許り下の所を岩を....