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二子山
「二子山〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
二子山の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「海浜一日」より 著者:宮本百合子
海岸を行きましょうよ」 父を真中に挾み、彼等は愉快に波打ちぎわを進んだ。太陽が
二子山のかげに沈もうとしていた。いつか雪雲が浮んだ。それに斜光の工合で、蜃気楼の....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
って、きんたまが腫《は》れて膿《うみ》がしたたか出たが、がまんをして、その翌日、
二子山まで歩いたが、日が暮れるからそこにその晩は寝ていたが、夜の明け方、飛脚が三....
「雪代山女魚」より 著者:佐藤垢石
水嶺を境にして、種の分布が違うのは、まことに面白い現象であると思う。また、箱根の
二子山に源を持ち湯本に落ちて早川に合し、相模湾へ注ぐ須雲川の山女魚は関東系である....
「旅の旅の旅」より 著者:正岡子規
籠おろす野菊かな 石原に痩せて倒るゝ野菊かな などおのずから口に浮みてはや
二子山鼻先に近し。谷に臨《のぞ》めるかたばかりの茶屋に腰掛くれば秋に枯れたる婆様....