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「二宮尊徳〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

二宮尊徳の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
浅草公園」より 著者:芥川竜之介
の露店《ろてん》、天幕《てんと》の下に並んだ見本は徳川家康《とくがわいえやす》、二宮尊徳《にのみやそんとく》、渡辺崋山《わたなべかざん》、近藤勇《こんどういさみ....
侏儒の言葉」より 著者:芥川竜之介
芸術的気質を持った青年の「人間の悪」を発見するのは誰よりも遅いのを常としている。二宮尊徳 わたしは小学校の読本の中に二宮尊徳の少年時代の大書してあったのを覚....
後世への最大遺物」より 著者:内村鑑三
ょうと思います。あなたがたもこの人の伝を読んでごらんなさい。『少年文学』の中に『二宮尊徳翁』というのが出ておりますが、アレはつまらない本です。私のよく読みました....
みみずのたはこと」より 著者:徳冨健次郎
のを育てる。うっちゃって置けば、比較的|脆弱な五穀蔬菜は、野草に杜がれてしまう。二宮尊徳の所謂「天道すべての物を生ず、裁制補導は人間の道」で、こゝに人間と草の戦....
日本イデオロギー論」より 著者:戸坂潤
過去から現在にかけてのあれこれの人物に基く思想を取り上げるならば際限がない。曰く二宮尊徳・山鹿素行、曰く孔子、曰くニーチェ・ドストエフスキー、曰くハイデッガー、....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
来《きた》る隙はないものです。私が関東の方を旅をしておりますうちに、到るところで二宮尊徳先生の報徳の仕法を承りました、相模の国の二宮金次郎というお方でございます....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
をしながら、傍目《わきめ》もふらずに鍬を使っていました。 こういう働きぶりは、二宮尊徳に見られると非常に賞美される働きぶりなのですが、米友は、賞美されんがため....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
せて、次のようなあいづちを打ちました。 そうとも、そうとも、与八の言うことと、二宮尊徳の言うことは間違いはないぞ、饑饉は怖いぞ、用心して五穀を貯えろよ、草根木....
関牧塲創業記事」より 著者:関寛
路支庁長に呈し、且つ予が現状と牧塲の現状とを語るべし、更に甞て予が厚く信ずる処の二宮尊徳翁の霊位を藻岩村二宮|尊親氏の家に至りて親く拝せん、且つ其遺訓をも拝聴し....
生活と一枚の宗教」より 著者:倉田百三
間の生活というものは、他の弱いものから皮をはいだり、虫を殺したりして奪ってくる。二宮尊徳が、「天道に委せればイネはできない」というている。人間の立場から雑草を引....
私の小売商道」より 著者:相馬愛蔵
うものに対する我々の態度を考えるのだと思ってもらえば間違いありません。 有名な二宮尊徳先生は諸君も知る通り質素と勤勉を教えた人だが、この先生が、人々の生活費は....
安吾人生案内」より 著者:坂口安吾
はない。ギセイ的精神の必要論者がまずギセイとなって、われ一人せッせとやりなさい。二宮尊徳先生がそうだったでしょう。その奉仕が真に必要ならば、やがて人がついてきま....
香魚の讃」より 著者:佐藤垢石
麗人を具して釣りする姿を見るは、早川のみにある風景である。 酒匂川も捨て難い。二宮尊徳翁の故郷、栢山村を中心として釣りめぐれば殊のほか足場がよろしいのである。....
妾宅」より 著者:永井荷風
。しかしそれはまずそれとして何もそんなに心配せずとも或種類の芸術に至っては決して二宮尊徳《にのみやそんとく》の教と牴触《ていしょく》しないで済むものが許多《いく....
思想動員論」より 著者:戸坂潤
実際、この思想善導と一緒に、この頃社会教育を支配し始めたように見える。乃木大将・二宮尊徳・等々という具体的な歴史的人物から始めて、学識よりも人格の高い青年とかヒ....