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「二期〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

二期の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
振動魔」より 著者:海野十三
った。一般にサナトリューム療院といえば、極く軽症の肺病患者ばかりに入院を許し、第二期とか第三期とかに入ったやや重症の患者に対しては、この療法が適しないという巧み....
国際殺人団の崩壊」より 著者:海野十三
る団員は、博士の命令で、あの事件以来ピタリと鳴りを鎮め、その代り、新に恐ろしき第二期計画に着々として準備を急いでいた。博士は、多数の権威を喪った我国の科学界の王....
自叙伝」より 著者:大杉栄
三年生は、愛知県人と石川県人とがいずれも十名ばかりずつで互いに覇を争って来た。第二期生では愛知県人の方が少し数が増えた。そして僕等の第三期生では、愛知県人すなわ....
近時政論考」より 著者:陸羯南
府に反対して勃興するに至る。 民選議院論派は第一期の政論派の後殿として興り、第二期の政論派たる過激論派の先駆をなせり、吾輩はこの両期の続目においてかの政論史上....
獄中消息」より 著者:大杉栄
とゴーリキーの小説を送るように言ってやってくれ。翁からの手紙によればもう肺結核が二期にまで進んでいるんだそうだね。 福田、大須賀の二女史から見舞いが来た。会っ....
加利福尼亜の宝島」より 著者:国枝史郎
島の政体は共和であった。第一期の大統領には紋太夫が選ばれた。選挙は毎年行なわれ、二期の大統領にはホーキン氏がなった。大和節斎は老人ではあり、且つ学者でもあったの....
夢は呼び交す」より 著者:蒲原有明
うことはこれがはじめてである。明治二十三年の新年からであった。『国民之友』は春秋二期に文芸附録を添える。前年の新年にはS・S・Sの「於母影」が載せられ、ことしは....
ファラデーの伝」より 著者:愛知敬一
いう例までも示した。 一八四〇年の九月十四日)、これを以てファラデーの研究の第二期を終るのである。この次の研究は一八四五年の半ば過ぎからで、第三期として述べる....
豆腐買い」より 著者:岡本かの子
わしい三月の空を。これに較べると西洋の都会と空の雇傭契約は大ざっぱだ。一年を夏冬二期の空に分けて頭の上で交替させる。 加奈子は窓と窓下の子供に道路の通俗性を感....
」より 著者:犬田卯
中地はとにかく村長として毒にも薬にもならぬと言った風の、しごく平凡なお人好しで、二期八年間の任期中碌な仕事もしなかった代りに、これぞといって村民に痛い目を見せた....
明治哲学界の回顧」より 著者:井上哲次郎
れを考えることが便利のように思う。第一期は明治の初年から明治二十三年までとし、第二期は明治二十三年から日露戦争の終りまで、すなわち明治三十八年までとすることにし....
熱情の人」より 著者:久保栄
の現実的な悩みと偉大な感情と意志とがあることを、誰が拒み得よう。ことに改築後の第二期運動における主事としての活躍は、熱情そのものの結晶であって、あるいはこれが近....
案内人風景」より 著者:黒部溯郎
彼らの姿を変えたかと考える時に、いささか懐古的な気持にならざるを得ない。いわば第二期に位する者に、現在、芦峅の平蔵があり、大山村の長次郎があり、音沢村の助七があ....
女の決闘」より 著者:オイレンベルクヘルベルト
存じます。わたくしが、この世に生れる前と、生れてからとで経験しました、第一期、第二期の生活では、それが教えられずにしまいました。」....
融和促進」より 著者:喜田貞吉
は、真の解放と融和とは求め得がたいのであります。 ここにおいてか近頃水平社の第二期運動として、内容の充実が叫ばれてきました。これはまことに結構な方針の転換であ....