二枚看板[語句情報] »
二枚看板
「二枚看板〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
二枚看板の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「大阪万華鏡」より 著者:吉行エイスケ
めつけるように買ってきた包のなかから、古典の都市がちらちら介在する。 芝居裏の
二枚看板、ちゃちなぽん引にうっかりつれこまれようとして、あわてて羽織|芸妓《げい....
「小説 円朝」より 著者:正岡容
の噺をふんだんに仕込んできた売れっ子のパリパリ。つまり今夜の万長亭は圓生、文楽の
二枚看板なのだった。 「ア、師匠御苦労さまで」 いままでシャーイシャーイと声を....
「艶色落語講談鑑賞」より 著者:正岡容
時、たまたま港家華柳丸君と連夜楽屋を同じうし、彼はかつてにせの官員小僧とたしかに
二枚看板で出演していたことがあったのだからと思っていろいろと往年のにせ怪盗の素性....
「初看板」より 著者:正岡容
》りう馬という人の弟で今は料理屋の旦那の志ん馬《ば》、この志ん馬と小まつさんとが
二枚看板で上田の芝居小屋を開けたのですが、あまりの大入りで二日目に志ん馬、咽喉を....
「わが寄席青春録」より 著者:正岡容
ラマ恋の夕焼」一作しかない。その少しのちに「講談雑誌」へは、サトウ君の「浅草」と
二枚看板で、青春自伝「道頓堀」をも連載したが、これもまた不本意の作品なのでのちに....