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二王
「二王〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
二王の前後の文節・文章を表示しています。該当する12件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「倫敦塔」より 著者:夏目漱石
き》が見えるのはやむをえない。そのうちエリザベス(エドワード四世の妃)が幽閉中の
二王子に逢いに来る場と、
二王子を殺した刺客《せっかく》の述懐《じゅっかい》の場は....
「碧蹄館の戦」より 著者:菊池寛
海岸に出で、海汀倉に大勝し長駆|豆満江辺の会寧に至った。此処で先の臨海君順和君の
二王子を虜にした。まだそれで満足しなかったと見えて兀良哈征伐をやって居る。兀良哈....
「ルバイヤート」より 著者:小川亮作
〃 バ※ラーム・グールと綽名された。 55 ケイカーウス――神話時代のイランの第
二王朝であるケイアニイ朝第二世の帝王で、太祖ケイコバードの子。 〃 鈴の音――古....
「青年」より 著者:森鴎外
ることね。晩にお遊びにいらっしゃいましな」言い棄てて、夫人が歩き出すと、それまで
二王立に立って、巨人が小人島の人間を見るように、純一を見ていた岡村画伯は、「晩に....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
に至る諸獣と、鷲より鶉《うずら》に至る諸禽とことごとく随従して命を聴かざるなし、
二王ここにおいてあまねく林野|藪沢《そうたく》に宣伝せしめ、諸禽獣をして相融和し....
「連環記」より 著者:幸田露伴
其人物が英発して居って、そして学問詞才にも長け、向上心の強い、勇気のある、しかも
二王の筆致を得ていたと後年になって支那の人にさえ称讃されたほどであるから、内に自....
「黄山谷について」より 著者:高村光太郎
とってみても巧妙である。そしてやはり唐代の余韻がある。新鮮ではあるが、唐代からの
二王や顔真卿の縄張りをそう遠くは離れていない。どちらも妍媚だ。ところが黄山谷と来....
「たどんの与太さん」より 著者:竹久夢二
。マリヤが何と言っても、グレコは紅茸をとりました。 ――わたしはデンマルクの第
二王女です。わたしは姉の女王のために、この山奥へ流されたのです。可愛いい親切な坊....
「日和下駄」より 著者:永井荷風
について論ずれば雷門《かみなりもん》は既に焼失《やけう》せてしまったが今なお残る
二王門《におうもん》をば仲店《なかみせ》の敷石道から望み見るが如き光景である。あ....
「国号の由来」より 著者:喜田貞吉
いて適当に善処せよとの義である、支那は古来自ら中国を以て任じ、天に二日なく、地に
二王なしとの信条の下に、諸外国はことごとくこれを東夷・西戎・南蛮・北狄などと称し....
「古事記」より 著者:太安万侶
ヒコユムスミの王の御子は、オホツツキタリネの王とサヌキタリネの王とお二方で、この
二王の女は五人ありました。次にヒコイマスの王が山代《やましろ》のエナツ姫、またの....
「三国志」より 著者:吉川英治
この報らせに、すぐ旅装をととのえ、太子劉禅を都にのこして、まだ幼ない劉永、劉理の
二王子だけを伴うて、旅の道も夜を日に継ぎ、やがて永安宮に来りまみえた。 彼は、....