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二番目狂言の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
明治劇談 ランプの下にて」より 著者:岡本綺堂
て貰うのを楽しみにしていた。 その明くる年の六月、「霜夜鐘十字辻筮」が新富座の二番目狂言として上演された。これは二代目河竹新七が巡査の保護、士族の乳貰、按摩の....
里の今昔」より 著者:永井荷風
三方にはむかしのままの水田《みずだ》や竹藪や古池などが残っていたので、わたくしは二番目狂言の舞台で見馴れた書割《かきわり》、または「はや悲し吉原いでゝ麦ばたけ。....
雪の日」より 著者:永井荷風
ら音もせずに雪がふって来た。 今日もとうとう雪になったか。と思うと、わけもなく二番目狂言に出て来る人物になったような心持になる。浄瑠璃を聞くような軟い情味が胸....