»
二畳
「二畳〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
二畳の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「或る女」より 著者:有島武郎
階子段《はしごだん》下の玄関に続く六畳の茶の間から始めて、その隣の床の間付きの十
二畳、それから十
二畳と廊下を隔てて玄関とならぶ茶席|風《ふう》の六畳を案内し、廊....
「野菊の墓」より 著者:伊藤左千夫
も母の病褥《びょうじょく》となって居た。その次の十畳の間の南隅《みなみすみ》に、
二畳の小座敷がある。僕が居ない時は機織場《はたおりば》で、僕が居る内は僕の読書室....
「生まれいずる悩み」より 著者:有島武郎
来てくれたのだ。私はすぐに立って事務室のほうへかけつけた。事務室の障子をあけて、
二畳敷きほどもある大囲炉裏の切られた台所に出て見ると、そこの土間に、一人の男がま....
「春の潮」より 著者:伊藤左千夫
とよは平生でも両親に叮嚀な人だ、ことに今日は話が話と思うものから一層改まって、畳
二畳半ばかり隔てて父の前に座した。紫檀の盆に九谷の茶器|根来の菓子器、念入りの客....
「深夜の市長」より 著者:海野十三
があれば入りとうござんすワ……」 それで関所は無事通行を許された。 そこは十
二畳位の大広間だった。紫檀の大卓子を囲んで、和服に羽織袴の立派なる人物が三人、い....
「食魔」より 著者:岡本かの子
家が出たのを幸、買取って手入れをし寝泊りしたものである。ちょっとした庭もあり、十
二畳の本座敷なぞは唐木が使ってある床の間があって瀟洒としている。蛍雪はその後、漢....
「雛妓」より 著者:岡本かの子
不審がって見る老婢をあとにして、わたくしは階段を上って逸作の部屋へ行った。 十
二畳ほどの二方硝子窓の洋間に畳が敷詰めてある。描きさしの画の傍に逸作は胡坐をかき....
「獄中記」より 著者:大杉栄
を占領していた。山口、石川、僕という順で、僕はその隣りの室へ入れられた。十畳か十
二畳も敷けようと思われる広い室だ。前後が例の牢屋風の格子になっていて、後の格子に....
「金属人間」より 著者:海野十三
て倒れていた。 その部屋は、あとでたたみの間になおした部屋であったが、広さは十
二畳もあった。お三根の寝床は左の壁ぎわにしいてあったが、お三根の死体はその中には....
「地獄の使者」より 著者:海野十三
の間があり、扉がこれへ開く。その奥は、床が高くなっていて、障子を開くと六畳の間と
二畳の間があり、
二畳の間は、一坪の板の間の右隣となっている。また六畳の間には二間....
「栃の実」より 著者:泉鏡花
」軒は巌を削れる如く、棟広く柱黒き峯の茶屋に、木の根のくりぬきの火鉢を据えて、畳
二畳にも余りなん、大熊の皮を敷いた彼方に、出迎えた、むすび髪の色白な若い娘は、唯....
「湯女の魂」より 著者:泉鏡花
のだ。矢だの、鉄砲だの、それ大袈裟な帯が入るのだから、便所は大きい、広い事、畳で
二畳位は敷けるのだと云うよ。それへ入ろうとするとね、えへん! ともいわず歌も詠ま....
「獄中消息」より 著者:大杉栄
とも直接に外界に接しているのだから、風さえあればともかくも涼しいわけだ。それに十
二畳敷ばかりの広い室を独占して、夜になれば八畳つりぐらいの蚊帳の中で、起きて見つ....
「瘤」より 著者:犬田卯
階であるが、大方――いやそんな形式ばったところはいつも使用されず、事務室に隣る十
二畳の一部屋が会場になるのである。真ん中に切った炉にはすで瀬戸ひきの鉄瓶がかけら....
「私の履歴書」より 著者:井上貞治郎
、二十九歳のときである。朝鮮から満州、香港と流れ歩いた末、やっと見つけた東京での
二畳の部屋。そこへ大の字にひっくり返って、天井の雨漏りのしみをながめながら考えた....