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二足三文
「二足三文〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
二足三文の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「半七捕物帳」より 著者:岡本綺堂
りの男が京橋東仲通りの伊藤という道具屋の店さきに立った。ここは道具屋といっても、
二足三文《にそくさんもん》のがらくたを列《なら》べているのではない。大名旗本や大....
「半七捕物帳」より 著者:岡本綺堂
た。喜右衛門はびっくりした。かれは一つ目の妖怪にもおびやかされたが、十五両の鶉が
二足三文の駄鶉に変っているにも又おびやかされた。病中に奉公人どもが掏り替えたのか....
「綺堂むかし語り」より 著者:岡本綺堂
来歴などを詮議しているのではありません。要するに店仕舞いのおもちゃ屋という格で、
二足三文の瓦楽多がただ雑然と押し合っているだけのことですから、何かおめずらしい人....
「西瓜」より 著者:岡本綺堂
もなかったのを、さきごろの土用干しの時に、僕が測らず発見したのだ。」 「それでも
二足三文で紙屑屋なんぞに売られてしまわなくって好かったね。今日になってみれば頗る....
「塩原多助一代記」より 著者:三遊亭円朝
すが、下駄の鼻緒なども昔は二足で三文でございました、それからこちらへ厄雑のものを
二足三文と申す事だそうです。馬も昔は南部の極|長けた所で五両ぐらいのもの、それが....
「天狗外伝 斬られの仙太」より 著者:三好十郎
は、三十町はくだるめえて。この辺一帯、微碌旗本の田地で荒れ放題になっていた奴ば、
二足三文で買いしめた上に、その後、金ば貸しちゃ、借金のかた流れで大分手に入れたか....
「斬られの仙太」より 著者:三好十郎
は、三十町はくだるめえて。この辺一帯、微碌旗本の田地で荒れ放題になっていた奴ば、
二足三文で買いしめた上に、その後、金ば貸しちゃ、借金のかた流れで大分手に入れたか....