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二郎
「二郎〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
二郎の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「文放古」より 著者:芥川竜之介
むしゃのこうじさねあつ》、里見※《さとみとん》、佐藤春夫《さとうはるお》、吉田絃
二郎《よしだげんじろう》、野上弥生《のがみやよい》、――一人残らず盲目《めくら》....
「星座」より 著者:有島武郎
つけて、清逸はその瞬間ふと農学校の一人の先輩の出世談なるものを思いだした。品川弥
二郎が農商務大臣をしていたころ、その人は省の門の側に立って大臣の退出を待っていた....
「赤耀館事件の真相」より 著者:海野十三
気味のわるい赤さというより外に説明のみちがないのである。 赤耀館の主人、松木亮
二郎は、思いの外、上品な、そして柔和な三十過ぎの青年紳士に見えた。しきりに、漆黒....
「海野十三敗戦日記」より 著者:海野十三
明くる ちらちらと敵弾燃えて年明くる 焼夷弾ひりし敵機や月凍る ◯伊東福
二郎君来宅。去る二十七日の空襲に、彼の家の三軒隣りの前の五間道路に、敵爆弾が落ち....
「少年探偵長」より 著者:海野十三
ぶらんと揺れているのであった。 「うわッ、あぶねえ」 その使いの者は、仙場の甲
二郎という男であったが、彼はびっくりして胆をひやし、その場へどすんと尻餅をついた....
「暗号の役割」より 著者:海野十三
と分ったからにゃ、話はお断りだ。 そんなことはいわない方がいいだろうぜ。笹山鬼
二郎、おぬしは悪人だ、卑怯者だ。 儲けは山分けだ。 いやだ。 おぬしの大将....
「金属人間」より 著者:海野十三
コをすいすぎることなどであった。かれはひとりの少年を助手にもっていた。それは小杉
二郎《こすぎじろう》という、ことし十四歳になる天才探偵児《てんさいたんていじ》で....
「火星探険」より 著者:海野十三
すばらしい計画 夏休みになる日を、指折りかぞえて待っている山木|健《けん》と河合
二郎だった。 夏休みが来ると二人はコロラド大|峡谷《きょうこく》一周の自動車旅....
「格さんと食慾」より 著者:芥川竜之介
も事実である。 宇野浩二は本名格二(或は次)郎である。あの色の浅黒い顔は正に格
二郎に違いない。殊に三味線を弾いている宇野は浩さん離れのした格さんである。 次....
「夏目先生と滝田さん」より 著者:芥川竜之介
赤味がある位でした。私はいつも云っていたことですが、滝田さんは、徳富蘇峰、三宅雄
二郎の諸氏からずっと下って僕等よりもっと年の若い人にまで原稿を通じて交渉があって....
「私の活動写真傍観史」より 著者:伊丹万作
世界館の開館のときの写真は松之助の「宮本武蔵」であつた。松之助、関根達発、立花貞
二郎などという名まえをこの館で覚えた。松山館では山崎長之輔、木下録三郎、沢村四郎....
「キド効果」より 著者:海野十三
れたのだった。三十九枚の曲線から、博士が最後に摘出したものは三枚で、これが烏山栄
二郎、磯谷狂助、犬塚豹吉という人間から得たものだった。三人は未だに、博士の研究室....
「八犬伝談余」より 著者:内田魯庵
という前晩、川狩へ行って蟇六の詭計に陥められて危なく川底へ沈められようとし、左母
二郎に宝刀を摩替えられようとした神宮川というは古名であるか、それとも別に依拠のあ....
「明治哲学界の回顧」より 著者:井上哲次郎
問題について種々意見を発表したのである。それから自分よりは後輩ではあるが、三宅雄
二郎、井上円了、有賀長雄、大西|祝《はじめ》、清沢満之《きよさわまんし》、高山林....
「欧米各国 政教日記」より 著者:井上円了
か竜五郎とかいえる実名を与うるときは、その子自然に勇猛活発の人となり、直吉とか順
二郎とかいえる実名を与うるときは、その子自然に柔順正直の人となるの類をいう。普通....