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二重窓
「二重窓〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
二重窓の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「広場」より 著者:宮本百合子
部屋は割合ひろくて、さっぱりした薄青い壁の上やあっち向きの素子の両肩のあたりに、
二重窓からの少し澱んだ明るみがおどっている。一つの高い本棚を仕切りにして、朝子の....
「道標」より 著者:宮本百合子
、窓のカーテンの裾を少しばかりもちあげた。そこへ頭をつっこむようにして外を見た。
二重窓のそとに雪が降っていた。伸子たちがゆうべついたばかりのとき、軽く降っていた....
「坂」より 著者:宮本百合子
はやはりこのホテルで暮した。もう十二月であったから雪があって、冬ごもりの封をした
二重窓の硝子は夜々すっかり凍った。氷花のついた窓硝子にまっ青な月の光が一面にさし....
「審判」より 著者:カフカフランツ
るために言った。「窓があかないため、ただのガラス一枚だけなんですが、この部屋では
二重窓よりもよく暖かさが保たれます。たいして必要じゃないんですが、換気をしようと....