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二階から目薬
「二階から目薬〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
二階から目薬の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「武装せる市街」より 著者:黒島伝治
と、山崎は冷笑した。「十万の大兵を動かすには、二十万元や三十万元あったところで、
二階から目薬にもなりませんからな。」 「金なら、総商会で最初に四百万円、あとから....
「天守物語」より 著者:泉鏡花
私たちがなまけましたえ。 薄 まあ、そうお言いの口の下で、何をしておいでだろう。
二階から目薬とやらではあるまいし、お天守の五重から釣をするものがありますかえ。天....
「世界の一環としての日本」より 著者:戸坂潤
で覆されたと思って失望したのだが、併し雨降って地固るの喩えもある通り、外務省式の
二階から目薬的な日支親善の代りに、北支事件の結果成功しそうに見えたものは、もっと....
「社会時評」より 著者:戸坂潤
で覆されたと思って失望したのだが、併し雨降って地固るの喩えもある通り、外務省式の
二階から目薬的な日支親善の代りに、北支事件の結果成功しそうに見えるものは、もっと....
「現代日本の思想対立」より 著者:戸坂潤
家団の要望如何とは無関係に、苟も資本に直接不利なものに対しては、社会政策的立法の
二階から目薬的な利益は後回しにして、わが議員達は反対しなければならぬ良心を持って....