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「云云〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

云云の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
喝采」より 著者:太宰治
ぶりの古陋頑迷《ころうがんめい》、それから各々ひらき直って、いったい君の小説――云云と、おたがいの腹の底のどこかしらで、ゆるせぬ反撥、しのびがたき敵意、あの小説....
木曽の怪物」より 著者:岡本綺堂
間の者も折々に斯ういう目に遭いますから、山へ出る時には用心を為にゃあなりません、云云。 (麹生) (「文芸倶楽部」明治三十五年七月号掲載「日本妖怪実譚」より)....
武士を夷ということの考」より 著者:喜田貞吉
つれ。和殿の父阿波民部殿は降人に参りてましましつるを、義盛がもとに預け奉りて候ぞ云云。之を聞きて三千余騎の兵ども、国々より馳せ集まれる夷なれば、我先きにとぞ落ち....
妖怪学」より 著者:井上円了
たから、これから「法性寺入道前関白太政大臣様」といおうの――「法性寺入道前関白|云云」と呼気を切らずに三遍くり返しいうときは、落つるなり。 (七)やけどを....
妖怪学一斑」より 著者:井上円了
ったことが二、三日の後に至って合する、いわゆる予言者のごとき類である。何年の後に云云のことが起こるということを言うと、必ずそういうことがある、すなわち時間を経過....
迷信解」より 著者:井上円了
凶方に合するときは、必ず困窮を招き、家運傾き、親族離れ、病災を発し、死亡に及ぶ、云云」と説いてある。実に笑うべきの至りと申してよろしい。 従来の暦書には方位の....
妖怪玄談」より 著者:井上円了
難し。(中略)ある人の説に、これ電気の作用なりと申せども、これまた了解しがたし、云云。 また、常州土浦町、五頭氏の報知によれば、「盆の裏へ狐狗狸の三字を指頭に....
長吏名称考」より 著者:喜田貞吉
上席の僧を長吏と云っている。「勧修寺長吏次第」に、 或記云、真言・三論両度者被畢云云。 などある。 賤者に対してこの称の見えるのは、管見の及ぶ限りでは鎌倉時....
間人考」より 著者:喜田貞吉
三種族あつたが、後に皮田といふ一種族新に起り、専ら獣類の皮を取り扱ふ様になつた、云云。 長州藩の掟書たる郡中作法の中に「半間」という名称があって、それもナカマ....
サンカ者名義考」より 著者:喜田貞吉
一方では毘沙門経読誦の声聞師であり、そしてその内職としては弦指に従事してつるめそ云云」とある。以て当時この犬神人に対して、サカノモノの語が普通に用いられたことを....
西航日録」より 著者:井上円了
科講師所用の教科書に関し、教授上不注意のかどありとて、教員認可取り消しの厳命あり云云。余これを聞き、国字をもって所感をつづる。 今朝の雪畑を荒らすと思ふなよ生ひ....
特殊部落の人口増殖」より 著者:喜田貞吉
六百三十六人、内男三百二十五人、女三百十一人。右は当村の人数当子の五月改当歳已上云云」とあるのは、所謂役人村たる旧六条のみで、出村を除いた数か。不審。延享元年六....
エタ源流考」より 著者:喜田貞吉
おあまべと呼ばれていたらしい。「祇園三鳥居建立記」(「続群書類従」所収)に、 。云云。 と見えている。なおエタと細工との関係は、次項を見られたい。 「芸苑日渉....
俗法師考」より 著者:喜田貞吉
(『大日本史料』引)応仁二年二月二十七日条に、「高台寺辺京の若大夫と申声聞|曲舞云云、三人同童也云云」とある。 これを要するに陰陽師といい、ハカセといい、万歳....
放免考」より 著者:喜田貞吉
ならば確かに人権蹂躙問題となるべきものであろう。また同書十二月六日条に、 元打付云云。 とあって、彼らの中には盗賊追捕に向いながら、自身却って盗みを働く事もあっ....