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「云為〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

云為の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い：新字新仮名]
「梅津只円翁伝」より 著者:杉山萠円
に過ぐるであろう。 もしそれ翁の「芸道の丈夫」云々の一事に至っては、吾々門下の云為すべき事柄でないかも知れないが、しかし、そうした芸風は翁の晩年に於ても吾々が....
「ジャーナリズム雑感」より 著者:寺田寅彦
捕えて言明しているのである。そうしてまた、加速度の数値を五けた六けたまでも詳しく云為する場合には、実測加速度から規準加速度を導出するためにいろいろさまざまの「補....
「丹下左膳」より 著者:林不忘
あるが、わしなぞはどこでもかまわん。まだそこまでいっておらんのかも知れんが、水を云為《うんい》するなど末だと思う。近いはなしがこれは屋敷の井戸水じゃが、要するに....
「自然現象の予報」より 著者:寺田寅彦
事は明らかなり。しかし因果律の解釈や、認識論学者の取扱うごとき問題は、余のここに云為すべき所にあらず。ただ物理学上の立場より卑近なる考察を試むべし。 厳密なる....
「妾の半生涯」より 著者:福田英子
聴くを喜ばしめ、漸《ようや》くかの私欲私利に汲々《きゅうきゅう》たる帝国主義者の云為《うんい》を厭わしめぬ。 ああ学識なくして、徒《いたずら》に感情にのみ支配....
「嘘の効用」より 著者:末弘厳太郎
を疑うのである。 いたずらに、むなしき「理想」を説き「公の秩序、善良の風俗」を云為する者は、結局、裁判官の専制を許容するものでなければなりません。やたらに「自....
「赤坂城の謀略」より 著者:国枝史郎
、駆け向いまするでござりましょう。今の場合を観じまするに、戦いの勝敗そのものを、云為いたす時にてはござりませぬ。何はあれ一人にても駈け向い、落ちました関東の武威....
「全体主義」より 著者:国枝史郎
付けされていることに想到するであろう。 全体主義に哲学が無い、思想が無いなどと云為されて来たことが、これでノンセンスになったことを知るであろう。 それに、大....
「翻訳遅疑の説」より 著者:神西清
あいう見っともない事にはならなかっただろう」と。これはなにも某名家の訳そのものを云為《うんい》したのでも何でもない。世の飜訳というもののどうにもならぬ運命を、は....
「「日本民族」とは何ぞや」より 著者:喜田貞吉
とが出来ない状態にある。たとい人類学者の調査が、地方的に骨相体質の特徴あることを云為するとも、そはただ複合民族構成の要素において、多少の濃淡の差違あることを語る....
「エリザベスとエセックス」より 著者:片岡鉄兵
、女王の生命を護るという最高の必要の前には無力たるべきであった。正義の判断などを云為するのはむだだった。なぜなら、正義の判断そのものが、その性質上、不正確を含蓄....
「教育の最大目的」より 著者:新渡戸稲造
はないが、その活用に関しては、不満なる能わざるものである。帝国議会は徳育の効果を云為《うんい》して、文部当局を攻撃するが常なるも、これ甚だ無理の注文である。予が....
「人間性の深奥に立って」より 著者:小川未明
ある知事とある教育者とが争った事があるが、今日に至ってまだ学校教育を政治の上から云為せんとするそれらの人が、どれだけ人間性の発達上又文化の開展上に禍して居るかは....
「「特殊部落研究号」発行の辞」より 著者:喜田貞吉
れたる社会を限り、その必要なき者をまで一括して、特別の名称の下にこれが救済改善を云為する事は、少くとも表面上無用の事にこれ有り候う。社会の不良分子は改善せざるべ....
「賤民概説」より 著者:喜田貞吉
なお少からず存在している。のみならず彼ら自身またその説に誤られて、朝鮮との関係を云為するものがないではなかった。慶応四年に長州征伐の功によって、弾左衛門がエタの....