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互いに素
「互いに素〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
互いに素の前後の文節・文章を表示しています。該当する2件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「佐渡」より 著者:太宰治
前の無言の島に対しては、その得意の小鴨も、首をひねらざるを得なかった。船も島も、
互いに素知らぬ顔をしているのである。島は、船を迎える気色が無い。ただ黙って見送っ....
「魔都」より 著者:久生十蘭
飛んで来る真名古の姿を見ると、かねてこういう場合の手筈が定めてあったものと見え、
互いに素早い合図を交し、東と南の二タ手に分れて、ゴロゴロと錯落する切石を跳ね越え....