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「互生〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

互生の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
天主閣の音」より 著者:国枝史郎
唐土渡来の眠花だ。二年生草本だ。茎の高さ四五尺に達し、その葉には柄が無い。葉序は互生、基部狭隘、辺縁に鋸歯状の刻裂がある。四枚の花弁と四個の萼、花冠は大きく花梗....
暗黒公使」より 著者:夢野久作
。自分もそのまま席を立って楽屋の前を通り抜けた。楽屋は近いうちに建築される東亜相互生命保険会社の板囲いと背中合せになっていて、そこへ行くのには演技場内から楽屋口....
植物一日一題」より 著者:牧野富太郎
は叢生の稈《かん》は直立し、単一で分枝せず高さが三、四尺にも達する。線形の緑葉を互生し、葉片下に稈を取り巻く長い葉鞘がある。細長一本ずつの緑色花穂は稈に頂生し、....
植物知識」より 著者:牧野富太郎
チメートルばかりに成長し、まばらに分枝《ぶんし》する。春早く芽が出《い》で、葉は互生《ごせい》して葉柄《ようへい》があり、二回、三回分裂して複葉《ふくよう》の姿....
アケビ」より 著者:牧野富太郎
もので、それはふじなどと同格である。葉は冬月落ち散り、掌状複葉で長き葉柄を具えて互生し、花は四月頃に房をなし雄花雌花が同じ穂上に咲き、花には紫色の三萼片のみあっ....
カキツバタ一家言」より 著者:牧野富太郎
で、剣状広線形で尖り鮮緑色を呈して平滑である。葉中に緑茎を抽いて直立し一、二葉を互生し、茎頂に二鞘苞ありて苞中に三花を有し、毎日一花ずつ開く。花は美麗な紫色で外....