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五つ衣
「五つ衣〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
五つ衣の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「邪宗門」より 著者:芥川竜之介
昨夜《ゆうべ》もあの菰《こも》だれの中で、独りうとうとと眠って居《お》ると、柳の
五つ衣《ぎぬ》を着た姫君の姿が、夢に予の枕もとへ歩みよられた。ただ、現《うつつ》....
「玉藻の前」より 著者:岡本綺堂
長くたれて、日にかがやく黄金《こがね》の釵子《さいし》を平びたいにかざしていた。
五つ衣《ぎぬ》の上衣《うわぎ》は青海波《せいがいは》に色鳥の美しい彩色《つくりえ....
「柳原燁子(白蓮)」より 著者:長谷川時雨
いたしい。金紗《きんしゃ》お召の一つ綿入れに、長じゅばんの袖は紫友禅のモスリン。
五つ衣《ぎぬ》を剥《は》ぎ、金冠をもぎとった、爵位も金権も何もない裸体になっても....