五七日[語句情報] »
五七日
「五七日〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
五七日の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「城のある町にて」より 著者:梶井基次郎
盛りで死なせた妹のことを落ちついて考えてみたいという若者めいた感慨から、峻はまだ
五七日を出ない頃の家を出てこの地の姉の家へやって来た。 ぼんやりしていて、それ....
「大阪を歩く」より 著者:直木三十五
批判――神武天皇東征の時から、明治まで――こういう事は、私の得手では無いが、毎月
五七日、大阪へきて、こつこつと調べ、読む事位は、私の為、大阪の為、私の故郷に対し....
「獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
て興味があります。営業だからね。 今月もきょうで終り。二日に四七日があり十日が
五七日で御法事があります。百ヵ日まではこれで一段落ということになりましょう。今月....
「絶景万国博覧会」より 著者:小栗虫太郎
ったのでしょう。それだのに、何故ああも急にお没くなりになったのでしょうか」とはや
五七日も過ぎ、白木の位牌が朱塗の豪奢なものに変えられた日の事であった。杉江と居並....
「茶粥の記」より 著者:矢田津世子
ってもずっと八郎潟寄りの五城目という小さな町である。実は善福寺さんとの打合せでは
五七日忌前に埋骨する手筈になっていたけれど、持病のレウマチスで姑が臥せりがちだっ....