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五三
「五三〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
五三の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「半七捕物帳」より 著者:岡本綺堂
若町の三芝居も遠慮の意味で、吉例の顔見世狂言を出さない。十一月十五日、きょうは七
五三の祝い日だと云うのに、江戸城の本丸から火事が出て、本丸と二の丸が焼ける。こん....
「宇宙の始まり」より 著者:アレニウススヴァンテ
容易であることを知った。すでに古い昔から、新月と満月との規則正しい交代が、二九・
五三日という短い周期で起るので、これが短い期間の時の決定に特に好都合なものとして....
「最終戦争論」より 著者:石原莞爾
、多く信ぜられているのは正法千年、像法千年、末法万年、合計一万二千年であります(
五三頁の表参照)。 ところが大集経というお経には更にその最初の二千五百年の詳細....
「死の快走船」より 著者:大阪圭吉
「ええと、これは先月……これこれ、恰度三日前のが記入してあります」 「ははあ、
五三・三四〇|瓩ですね……あ、この三八・二二〇|瓩と云うのは? ああ奥さんのです....
「黒死館殺人事件」より 著者:小栗虫太郎
ゃないか。これは、ホルバインの『|死の舞踏』なんだよ。しかも、もう稀覯に等しい一
五三八年|里昂の初版なんだ」
それには、四十年後の今日に至って、黒死館に起った....
「化銀杏」より 著者:泉鏡花
してるじゃあないか。それで高帽子で、羽織がというと、縞の透綾を黒に染返したのに、
五三の何か縫着紋で、少し丈不足というのを着て、お召が、阿波縮で、浅葱の唐縮緬の兵....
「照葉狂言」より 著者:泉鏡花
腰に挿したるもの、顱巻をしたるもの、十手を携えたるもの、物干棹を荷えるものなど、
五三人左右に引着けて、渠は常に宮の階の正面に身構えつ、稲葉太郎|荒象園の鬼門なり....
「ファラデーの伝」より 著者:愛知敬一
ド位。また近頃では、欧洲戦争前の大学教授の収入が、やはりその位であった。 一八
五三年には、ファラデーは妙な事に係り合って、狐狗狸の研究をし、七月二日の雑誌アセ....
「夜の構図」より 著者:織田作之助
な驚きであった。 何故か。 雨が鋪道を濡らしていた一時間、信吉はホテルの第四
五三号室のベッドの上で、見も知らぬ行きずりの女の体を濡らしていたのである。 娘....
「妖怪玄談」より 著者:井上円了
込小石川辺りにてなすところを聞くに、「麻糸の中に婦人の髪の毛三筋入れ、その縄を七
五三に結う」という。 以上、諸国に行わるるところの仕方は種々まちまちにして、一....
「南半球五万哩」より 著者:井上円了
全身黒衣をかぶり、一見黒だるまのごとき装いをなして寺院に至る。 怪見街頭黒達磨、
五三為。 (街頭を行く黒|達磨のごとき黒衣の婦人を怪しみ見るに、三人五人と列をな....
「浅沼稲次郎の三つの代表的演説」より 著者:浅沼稲次郎
一、吉田内閣不信任決議案賛成演説 一九
五三(昭和二十八)年三月十四日 衆議院本会議 私は、日本社会党を代表いたしまし....
「こがらし」より 著者:岩本素白
筑波も見通しで、分けても北の筑波おろしが身に沁みたのである。 一の酉が済んで七
五三の祝い日ごろに成ると、大拡の木の葉が吹き落され、毎日こがらしが残って居たし、....
「四つの都」より 著者:織田作之助
ポトリ/\落ちて、残置灯の鈍い光に照らされているのが、にわかに夜の更けた感じだ。
五三 国民学校の教員室。 初枝が、答案の採点をしながら、窓から昨日の運動会の名残....
「俗法師考」より 著者:喜田貞吉
あるという(「山荘太夫考」)。沼田頼輔君から教えられた見聞録所収。須富田村足田七
五三太夫所蔵文書には、「山崎の算所」というのもあり、算所の役務及び取り前のことも....