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「五人囃子〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

五人囃子の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
雛がたり」より 著者:泉鏡花
菫雛。鄙には、つくし、鼓草の雛。相合傘の春雨雛。小波軽く袖で漕ぐ浅妻船の調の雛。五人囃子、官女たち。ただあの狆ひきというのだけは形も品もなくもがな。紙雛、島の雛....
南地心中」より 著者:泉鏡花
の紐も解かないで、屏風の外に、美津は多一の膝に俯し、多一は美津の背に額を附けて、五人囃子の雛二個、袖を合せたようであった。 揃って、胸先がキヤキヤと痛むと云う....
式部小路」より 著者:泉鏡花
ちょうどこの上あたりで聞えるんですもの、そうして、こんな細い、小さな音のするのは五人囃子が持っている、かわいい笛でなくッてさ。) 異わったことのおおせ哉。お夏....