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五位の蔵人
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「源氏物語」より 著者:紫式部
っぱになっていた。藤大納言、東宮|大夫などという大臣の兄弟たちもいたし、蔵人頭、
五位の蔵人、近衛の中少将、弁官などは皆一族で、はなやかな十幾人が内大臣を取り巻い....
「エタに対する圧迫の沿革」より 著者:喜田貞吉
ていた例は言うまでもない。「今物語」に見ゆる一条河原のキヨメすなわちエタの娘が、
五位の蔵人を恍惚たらしめた美人で、蔵人はその後をつけて行ったが、彼は述懐の歌を詠....
「エタと非人と普通人」より 著者:喜田貞吉
お蔭で、生計上はむしろ余裕のあったものが多く、一条河原のキヨメの美人が、盛装して
五位の蔵人を恍惚たらしめたという話もある程である。また兵庫の夙の者は今日退転して....
「旃陀羅考」より 著者:喜田貞吉
浄人)と呼ばれたものは、実にこの河原者、小屋者の徒であったのだ。「今物語」に或る
五位の蔵人が、革堂に詣でて美人を見初め、そのあとをつけて行った所が一条の河原のキ....
「賤民概説」より 著者:喜田貞吉
である。それを或る場合には、通じてキヨメとも云ったのであった。「今物語」に、或る
五位の蔵人が、革堂で窈窕たる佳人を見てそれに懸想し、そのあとをつけて行ったところ....
「融和問題に関する歴史的考察」より 著者:喜田貞吉
映ったので、同じ仲間の河原者を、その頃一般的にそう呼んだのでありましょう。ある時
五位の蔵人のお役をつとめる公家衆が、革堂に参詣して、盛装した妙齢の婦人に出会い、....