五倍子[語句情報] » 五倍子

「五倍子〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

五倍子の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
自由画稿」より 著者:寺田寅彦
を湯飲みか何かにくみ出して、それにどっぷりおはぐろ筆を浸す。そうしてその筆の穂を五倍子箱《ふしばこ》の中の五倍子《ふし》の粉の中に突っ込んで粉を充分に含ませてお....
幕末維新懐古談」より 著者:高村光雲
、直ぐ隣りに「三太郎ぶし」といった店があった。これはお歯黒をつけるには必ず必要の五倍子の粉を売っていた店で、店の中央に石臼を据えて五倍子粉を磨っている陰陽の生人....
宮本武蔵」より 著者:吉川英治
んっ、お通さあん!」 出会いがしらに柑子坂の上から降りてきた編笠の人があった。五倍子染の着物を着ており、羽織はまとわず、革袴に草履という身ごしらえ――もちろん....