五分芯[語句情報] »
五分芯
「五分芯〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
五分芯の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「突堤」より 著者:宮本百合子
並んで物も云わず、簡単に降りこめられた姿である。 暗くなってよっぽどしてから、
五分芯の台ラムプが下から運ばれて来た。夕飯の膳には南瓜と、真黒で頭の大きい干魚の....
「梅津只円翁伝」より 著者:杉山萠円
飽きてしまった。 いよいよ獲物が片付く頃は日が暮てしまって、日に焼けた翁の顔が
五分芯のラムプに赤々と光る。 そこで例の一合足らずの硝子燗瓶が傾いて翁の顔がイ....
「飛行機の下の村」より 著者:宮本百合子
菜や南京豆の代りに、こういうものを作りはじめたんだ。 × 天井の棟から、
五分芯ランプが下ってる。左翼劇場のビラの下に壁へ濃い陰影をおとしながらギッシリつ....