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五台山
「五台山〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
五台山の前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「中国怪奇小説集」より 著者:岡本綺堂
顔も風体もなんだか異様にみえたが、石にむかって親しげに話しかけた。 「われわれは
五台山の南に廬を構えていた者でござるが、そのあたりは森も深く、水も深く、塵俗を遠....
「中国怪奇小説集」より 著者:岡本綺堂
「いや、おまえの子ではない筈だ」と、僧は笑いながら言った。「これは私の住んでいる
五台山の龍だ。五百の小龍のうちで其の一つが行くえ不明になったので、三年前から探し....
「ドナウ源流行」より 著者:斎藤茂吉
もある。そして長く向うに居た。長安醴泉寺僧内供奉翻経大徳として崇められたが、後、
五台山に入って修道中、人のために殺されたというのであった。慈覚大師の『入唐求法順....
「東洋文化史における仏教の地位」より 著者:高楠順次郎
ました。戈壁沙漠を渡り切って瓜州、蘭州を通って、真っ直ぐに東の方に向って来まして
五台山まで達しました。右の手は南の方インド洋に出まして錫蘭(師子洲)からハワイ(....
「チベット旅行記」より 著者:河口慧海
も、国民一般はシナに対する感情を少しも損じない。なおまた
である。それはシナの
五台山には文殊菩薩が居られて、その化身として世に現われて居るのがすなわち今のシナ....
「宇賀長者物語」より 著者:田中貢太郎
いる古い土地で、その当時は今の浦戸港の入江が奥深く入り込んで、高知市の東になった
五台山と呼んでいる大島や、田辺島、葛島、比島など云う村村の丘陵が波の上に浮んでい....
「三国志」より 著者:吉川英治
他州の兵に襲われ、幾度か追手の詭計に墜ちかかり、百難をこえ、ようやくにして代州の
五台山下までたどりついた。 「張飛。御身の指図で、ここまではやって来たが何か落着....
「三国志」より 著者:吉川英治
求めて帰る旅の途中、曠野でめぐり逢った白芙蓉という佳人が、いまの糜夫人であった。
五台山の劉恢の家に養われて、久しく時を待っていた彼女は、その後玄徳に迎えられて、....