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五器
「五器〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
五器の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「小説 不如帰 」より 著者:徳冨蘆花
うふうなれば、姥の幾が浪子について来しすら「大家はどうしても違うもんじゃ、武男が
五器|椀下げるようにならにゃよいが」など常に当てこすりていられたれば、幾の排斥も....
「西鶴と科学」より 著者:寺田寅彦
の話、また「力なしの大仏」の色々の条項を挙げることが出来る。『桜陰比事』の「四つ
五器かさねての御意」などもそうした例であると同時に、西鶴の実証主義を暗示するもの....
「淡紫裳」より 著者:佐藤垢石
に伴って鳴る楽器が春にふさわしい閑雅な音をただよわす。胡弓、長鼓、太胡、笛、笙の
五器がそれぞれの響きを悠揚な律に調和させて大同江の流れの上へ、響いて行くのである....