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五大洲
「五大洲〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
五大洲の前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「船医の立場」より 著者:菊池寛
十余州を踏破《とうは》するの自由は、我らの志を満足せしむる能わざるが故に、我らは
五大洲を周遊せんことを願えり、これ我らが宿昔《しゅくせき》の志願なりき。我らが多....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
練している油絵がある、こちらの棚に並べてあるのはありゃ大砲の雛形《ひながた》で、
五大洲の地図もあれば地球儀もある、本箱に詰っているのはありゃみんな洋書で、あの机....
「ああ玉杯に花うけて」より 著者:佐藤紅緑
集した。 「ぼくは昨日黙々の練習を見たがね、火のでるような猛練習だ、それに投手の
五大洲はおそろしく速力のある球をだす、あのうえにもしカーブがでたらだれも打てやし....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
いている。 それから、世界の広さを一里坪にして八百四十万坪あり、これを五に分ち
五大洲という。その
五大洲中ヨーロッパの文明が世界に冠たることを説き、その文明国を....
「寄席行灯」より 著者:正岡容
、処世に長《た》けて貯金に秀いで、節倹は経済の基を論じ、自ら常識の地獄に堕ちて、
五大洲にも誇るべき、花咲く荒唐なんせんす芸術、「落語」の情操をいたずらに、我と汚....
「西航日録」より 著者:井上円了
問はゞ天上天下唯我独尊 岳勢巍巍圧四陬、摩天積雪幾千秋、人間一接斯光景、豪気将呑
五大洲。 (高大なる山の姿は巍々としてそびえて四方を圧倒し、天にもとどかんばかり....
「南半球五万哩」より 著者:井上円了
景勝をたずね、今は欧州の山や米国の水流のめずらしい姿をたずねるのである。) 堪呑
五大洲。 (笑いをおさえる、世の人々が白髪をなげくを。わが生涯は老いた後もいまだ....
「上海」より 著者:横光利一
んとす。その心の邪にして、その計りの険なることかくのごとし。我黄種は危機に頻す。
五大洲の彼に圧せらるる形勢は既にその四所に蔓延し、一塊の乾浄土を剰すは、ただ僅に....