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五家
「五家〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
五家の前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「神社合祀に関する意見」より 著者:南方熊楠
とあっては、当局者の再考を要する場合ならずや。 神社の社の字、支那では古く二十
五家を一社とし、樹を植えて神を祭る。『白虎通』に、社稷に樹あるは何の故ぞ、尊んで....
「二つの庭」より 著者:宮本百合子
おとよさん、おとよさん」 庭に面した座敷へ行った素子が呼んだ。 「きのう貰った
五家宝《ごかぼう》切っておいで、お茶も願いますよ」 やっとわが家でくつろげると....
「写生紀行」より 著者:寺田寅彦
モニーが流れて行った。 大宮駅でおりて公園までぶらぶら歩いた。駅前の町には「螢
五家宝」というお菓子を売る店が並んでいる。この「
五家宝」という名前を見ると私の頭....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
や宮島に詣る者、杓子を求め帰るを誤聞したものか。英国にも杓子貝を紋とする貴族二十
五家まであるは、昔カンポステラ巡礼の盛大なりしを忍ばせる。 昔この尊者の遺体を....
「幕末維新懐古談」より 著者:高村光雲
紙、小間物、はじけ豆、紅梅焼、雷おこし(これは雷門下にあった)など、仁王門下には
五家宝という菓子、雷門前の大道には「飛んだりはねたり」のおもちゃを売っていた。蛇....
「釘抜藤吉捕物覚書」より 著者:林不忘
わらず、ろくすっぽ仁義も済まねえうちから、へえお土産って荷を出した。なあ浦和名物
五家宝※※、結構だがちっとべえぷんと来らあな、頭《てん》でそいじゃあめりはりって....
「冒した者」より 著者:三好十郎
があろう。まわりの庭園は荒れ果てている。 この家に、家族にして四家族、と言うか
五家族と言うか、九人の人が住んでいる。みんな良い人たちだ。三階で使えるのはこの部....
「特殊部落の成立沿革を略叙してその解放に及ぶ」より 著者:喜田貞吉
は、鬼の子孫だと云われていまして、紀伊粉河の北の中津川にも、その子孫と称する者が
五家に分れているそうであります。また京都の東北の八瀬人が、自ら鬼の子孫だと認めて....