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「五家宝〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

五家宝の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
二つの庭」より 著者:宮本百合子
おとよさん、おとよさん」 庭に面した座敷へ行った素子が呼んだ。 「きのう貰った五家宝《ごかぼう》切っておいで、お茶も願いますよ」 やっとわが家でくつろげると....
写生紀行」より 著者:寺田寅彦
モニーが流れて行った。 大宮駅でおりて公園までぶらぶら歩いた。駅前の町には「螢五家宝」というお菓子を売る店が並んでいる。この「五家宝」という名前を見ると私の頭....
幕末維新懐古談」より 著者:高村光雲
紙、小間物、はじけ豆、紅梅焼、雷おこし(これは雷門下にあった)など、仁王門下には五家宝という菓子、雷門前の大道には「飛んだりはねたり」のおもちゃを売っていた。蛇....
釘抜藤吉捕物覚書」より 著者:林不忘
わらず、ろくすっぽ仁義も済まねえうちから、へえお土産って荷を出した。なあ浦和名物五家宝※※、結構だがちっとべえぷんと来らあな、頭《てん》でそいじゃあめりはりって....