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五尺の身
「五尺の身〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
五尺の身の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
あなたは剣術の名人なのですか」 「名人でも何でもないさ、人間が二尺の刀を持って、
五尺の身体《からだ》を守れないというはずはないでしょう」 「だって、先生、刀と物....
「魔都」より 著者:久生十蘭
くと、みないい合わしたように一斉に武器を捨ててしまった。丼の匕首までほうり出し、
五尺の身体一本でトラックに乗込んだ。二台の機関銃とトムソン・ガンに生身の身体を張....
「五重塔」より 著者:幸田露伴
て木を伐るときは満身の力をそれに籠め、一枚の図をひく時には一心の誠をそれに注ぎ、
五尺の身体こそ犬鳴き鶏歌い権兵衛が家に吉慶あれば木工右衛門がところに悲哀ある俗世....