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「五島列島〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

五島列島の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
名娼満月」より 著者:夢野久作
暴風雨模様の高浪を追越し追越し、白泡を噛み、飛沫を蹴上げて天馬|空を駛るが如く、五島列島の北の端、城ヶ島を目がけて一直線。その日の夕方も、まだ日の高いうちに、野....
近世快人伝」より 著者:夢野久作
というので咳一咳。先ず明治二十年代の郡司大尉の露領沿海州荒しから始まって、肥後の五島列島から慶南、忠清、咸竟南北道、図們江、沿海州、樺太、千島、オホーツク海、白....
大切な雰囲気」より 著者:小出楢重
に船のキソクや時間のウルササになれ、手紙をかく余裕も出来て来た。 昨夜は九州の五島列島の灯を左舷に見た。日本の最南端の灯台が明滅しているのが一寸心細いような、....
金狼」より 著者:久生十蘭
を、手芸を、世間を孜々としてこの婦人から学びとった。葵は十八歳の秋に家をすてた。五島列島の福江島へゆき、そこの、加特力《カトリック》信者の漁師の家に隠れた。(こ....
若き日の思い出」より 著者:牧野富太郎
いるので女中はむなしく帰ったことがあった。 今からだいぶ前のことであるが肥前の五島列島中の最西端にある福江島《ふくえじま》へ単身で行ったことがある。それはその....
甘鯛の姿焼き」より 著者:北大路魯山人
場合は見事なものである。 九州の白皮という甘だいは、関東には少ないが、九州から五島列島に行くと、そればかりのように多い。塩をして持って来るけれど、非常にまずく....