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五戒
「五戒〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
五戒の前後の文節・文章を表示しています。該当する9件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「道祖問答」より 著者:芥川竜之介
いざすじえ》大僧正の弟子《でし》となったが、三業《さんごう》も修《しゅう》せず、
五戒《ごかい》も持した事はない。いや寧《むし》ろ「天《あめ》が下《した》のいろご....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
明感という尼、虜賊に獲られ辱を受けず牧羊に使われ、苦役十年、一比丘に遇《お》うて
五戒を授かり、昼夜観音経を念ずると斑虎《ふこ》に導かれ故郷へ還り得たと載す、智者....
「最終戦争論」より 著者:石原莞爾
最も平和的であると信ぜられる仏教に於ても、涅槃経に「善男子正法を護持せん者は
五戒を受けず威儀を修せずして刀剣|弓箭鉾槊を持すべし」「
五戒を受持せん者あらば名....
「連環記」より 著者:幸田露伴
好い気になった藤原道長も、寂心を授戒の師と頼んだのであった。何も道長が寂心に三帰
五戒を授かったからとて寂心の為に重きを成すのでは無いが、あの果報いみじくて※慢至....
「松の操美人の生埋」より 著者:三遊亭円朝
出ますじゃ、出家という者はな、お前なぞは分らんから云って聞かすが、誰も知って居る
五戒を持つと云うじゃ、これは俗には出来悪いものじゃ、其のうち偸盗戒といって仮にも....
「源氏物語」より 著者:紫式部
られになるのであった。ぜひ尼になりたいと夫人が望むので、頭の頂の髪を少し取って、
五戒だけをお受けさせになった。戒師が完全に仏の戒めを守る誓いを、仏前で尊い言葉で....
「源氏物語」より 著者:紫式部
あなたをどうしてそんなことにされますか」 と尼君は言い、頭の頂の髪少しを切り、
五戒だけを受けさせた。それだけで安心はできないのであるが、賢しげにしいてそれを実....
「チベット旅行記」より 著者:河口慧海
。それでだんだんチベットに在るところの仏教の有難い例話などを引いて説教の後に三帰
五戒を授けて遣りましたところがめいめい布施物を上げました。その中に娘が一人居りま....
「戦争史大観」より 著者:石原莞爾
国体を擁護し皇運を扶翼し奉る力、日本の武である。 2 「善男子正法を護持せん者は
五戒を受けず威儀を修せずして刀剣|弓箭鉾槊を持すべし。」 「
五戒を受持せん者....