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五明
「五明〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
五明の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「煩悩秘文書」より 著者:林不忘
二朱など、さまざま。 栄喜横町、仲町の尾花屋、大新地の大漢楼《だいかんろう》、
五明楼《ごめいろう》、百歩楼――屋根船を呼ぶ舟宿の声。 この二枚証文の辰巳七個....
「細木香以」より 著者:森鴎外
甫淳がある。外科専門であった。俳諧の号を雁伍と云った。 落語家には乾坤坊良斎、
五明楼|玉輔、春風亭柳枝、入船米蔵がある。玉輔は馬生の後の名である。講談師には二....
「寄席の没落」より 著者:田中貢太郎
から叔父の葬式を出してやった。 そんなことがあってから後のことであった。某日、
五明楼玉輔が人形町の末広亭から岡吉へ往って、木戸から客席の庭を通って楽屋の方へ往....
「わが寄席青春録」より 著者:正岡容
でが初対面で、同君はその頃私が第一次「苦楽」誌上へ松井君のお祖父さんである先々代
五明楼玉輔の自作人情噺「写真の仇討」についていささか書いたので、あなたによって祖....
「チベット旅行記」より 著者:河口慧海
ういう次第であったからそのままお別れ致しました。もっともチベットへは昔のインドの
五明とて五つの科学が入って居る。それは声明とて言語音声に関した一切の科学、医方明....
「無宿人国記」より 著者:吉川英治
更けた大川の中で、 「おう」 と、船頭の答えをきくと、かの女は、河岸づたいに、
五明楼の庭へ戻って、 「あの……船のお支度が」 と、女中へ告げた。 上杉家の....