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五智
「五智〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
五智の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
の関に上陸、豊後路《ぶんごじ》を日向へ向い、そこの国分寺に伽藍《がらん》を建て、
五智如来をきざんで勧請《かんじょう》し、それより大隅、薩摩、肥後、肥前と経巡《へ....
「湯女の魂」より 著者:泉鏡花
に乗りますと、富山の岩瀬、四日市、魚津、泊となって、それから糸魚川、関、親不知、
五智を通って、直江津へ出るのであります。 小宮山はその日、富山を朝立、この泊の....
「決戦川中島 上杉謙信の巻」より 著者:坂口安吾
馬力にうたる 永禄四年七月三十日。余(上杉謙信)はひそかに春日山城を降り
五智の海へ散歩にでた。従う者は池田放善坊という新発意ただ一人。余は時々サムライが....
「瓜の涙」より 著者:泉鏡花
バッタリない。 大空には、あたかもこの海の沖を通って、有磯海から親不知の浜を、
五智の如来へ詣ずるという、泳ぐのに半身を波の上に顕して、列を造って行くとか聞く、....
「仏教人生読本」より 著者:岡本かの子
万有の生命の組織者であり、いちいち智的な働きを持つものとしております。故に五大は
五智であると認めます。すなわち物質と精神と不可分なるを示します。これを人格化し五....