五月幟[語句情報] »
五月幟
「五月幟〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
五月幟の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「北斎と幽霊」より 著者:国枝史郎
生にもご贔屓になり、その方面のお話なども様々承わっておりましたそうで、今回節句の
五月幟りにつき先生にご意見を承わりましたところ、当今浮世絵の名人と云えば北斎先生....
「十二神貝十郎手柄話」より 著者:国枝史郎
いが古く立っている、京一郎の家であった。その家の奥の座敷であった。更けた夜だのに
五月幟が、風になびいている音が聞こえた。近くの家でうっかりして、取り入れるのを忘....
「前記天満焼」より 著者:国枝史郎
若侍は歩き出した。 取り入れるのを忘れたのであろう、かなり間遠ではあるけれど、
五月幟がハタハタと、風に靡く音がした。 深夜だけにかえって物寂しい。 「そうだ....
「最初の悲哀」より 著者:竹久夢二
街子の父親は、貧しい町絵師でありました。
五月幟の下絵や、稲荷様の行燈や、ビラ絵を描いて、生活をしているのでありました。し....
「江戸芸術論」より 著者:永井荷風
つれき》は、女師匠の稽古屋《けいこや》に若衆の入り込む体《てい》を借り、あるひは
五月幟《ごがつのぼり》の下《もと》に子供が戦遊《いくさあそ》びをなす体《てい》に....