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「五条大橋〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

五条大橋の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
宮本武蔵」より 著者:吉川英治
」 「誰が」 「宮本さんがさ。――だから、来年一月の一日から七日までの間、毎朝、五条大橋の上で待っているから、その七日のうちに、一朝そこへ来てもらいたいというの....
宮本武蔵」より 著者:吉川英治
「……武蔵様に会っても?」 と、惑いの下から、ポロポロとなみだがこぼれてくる。五条大橋のたもとに、武蔵が来て、本位田又八を待つという正月の朝を、朱実は、どんな....
宮本武蔵」より 著者:吉川英治
が) という考えの上に、万が一にもという常識を乗せているのである。それにまた、五条大橋へ高札を掲げたりして、きょうの試合を公開した手前、吉岡一門の威容を張って....
私本太平記」より 著者:吉川英治
明け方までには、曲者どもを引ッ縛り、後見参に入れ申さん」 やがて千余人、わざと五条大橋は渡らず、ひそやかに、加茂の下流をこえて行った。 この夜は九月十九日。....
私本太平記」より 著者:吉川英治
と、具足の製作者や、刀鍛冶や弓師、または公卿の使用人なども、数珠ツナギに、日ごと五条大橋の上を追われて、六波羅総門の内へ送りこまれた。 中でも、酷かったのは、....
私本太平記」より 著者:吉川英治
ざかいから洛中をうかがっていた。いや或るときは、赤松勢と共に市街地まで突入して、五条大橋をも焼き落したほどだった。――からくも、それは撃退しえたものの、いくたび....
私本太平記」より 著者:吉川英治
らしい。諸官衙から公卿武将の家々まで、普請をしていない所はなく、戦災で焼け落ちた五条大橋も、いつか新橋の粧いを成しかけている。 義貞は、こうした物音の中に住み....