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五節
「五節〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
五節の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「佐渡」より 著者:太宰治
ある。エンジンの音が、ここぞと強く馬力をかけた。本気になったのである。速力は、十
五節。寒い。私は新潟の港を見捨て、船室へはいった。二等船室の薄暗い奥隅に、ボオイ....
「半七捕物帳」より 著者:岡本綺堂
っていた。 半七は朝飯をすませて、すぐに山村小左衛門の家をたずねると、きょうは
五節句で稽古は休みであった。小左衛門もお直の一条では胸を痛めているので、半七を奥....
「聖書の読方」より 著者:内村鑑三
り永遠に継続くべき者である、而して信者は忍んで其建設を待望む者である。 同三章
五節、六節に於てルカは預言者イザヤの言を引いて曰うて居る、曰く 諸の谷は埋られ、....
「恐怖の口笛」より 著者:海野十三
ない!」 そうだ、あの「赤い苺の実」の歌というのは実は「吸血鬼」の歌なのだ。第
五節目の歌詞には「あなたの心臓をちょうだいな、あたしは吸血鬼」といったような文句....
「黒死館殺人事件」より 著者:小栗虫太郎
なんだから、頭を下に向けているdがエヴで、pがアダムに当る訳だろう。それから、第
五節にある子と云う語と、七節の母という語を、それぞれに子音または母音と解釈するの....
「夜明け前」より 著者:島崎藤村
皇祭である。その日は一般に休業し、神酒を供え、戸々奉祝せよ。旧い習慣を脱しないで
五節句休業のものもあるが、はなはだ不心得の事である。今後祝日のほかは家業を怠るま....
「田舎教師」より 著者:田山花袋
て、日記の上表紙に書いたり手紙に署したりした。「歌妓しら滝の歌」という五七調四行
五節の新体詩を作って、わざと小畑のところに書いてやったりした。 時には清三もま....
「法窓夜話」より 著者:穂積陳重
のあったのを知らなんだのは甚だ恥かしい事である。 これはちょうど、本書の第三十
五節 He shakes his head, but there is noth....
「残されたる江戸」より 著者:柴田流星
の花を愛するなど柄にないことと罵りたもう前に、一度は行きて賞したまえや。 節句
五節句の中で、今も行わるるは桃の節句、菖蒲の節句である。 桃の節句は女の子の祝....
「婦人と文学」より 著者:宮本百合子
入ってぼやかして、人魂ばかりに長き恨みをかこつけていることにも関心をひかれる。第
五節の終りの、お力が苦しい切ない乱れ心地で夜店の出た賑やかな町を歩いてゆくところ....
「源氏物語」より 著者:紫式部
思いながらも物足らぬ気がした。この女と同じほどの階級の女としては九州に行っている
五節《ごせち》が可憐《かれん》であったと源氏は思った。どんな所にも源氏の心を惹《....
「宝島」より 著者:佐々木直次郎
た洒落である。 一七 聖書に書いてある…………。――新約全書使徒行伝第一章第二十
五節に「すでに、ユダは此つとめを離れて其住くべき処に往きたり。」とある。「聖書に....
「レ・ミゼラブル」より 著者:豊島与志雄
、三十節)隣人に対する義務(同第七章十二節)万物に対する義務(同第六章二十、二十
五節)。他のいろいろな義務については、司教は種々のものに示され述べられてるのを見....
「純粋経済学要論」より 著者:手塚寿郎
業により生産せられ得るのであり、またそれらはすべて産業によって生産せられる(第二
五節)。そして事実において確かに、産業は稀少な物しか生産しようと努力しないし、ま....
「無月物語」より 著者:久生十蘭
醐《だいご》の花見や、加茂の葵祭、観学院《かんがくいん》の曲水の宴、さては仙院の
五節舞《ごせつのまい》などというありきたりな風流ごとにはどうしてもなじめない。宿....