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「五葉松〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

五葉松の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
白峰山脈縦断記」より 著者:小島烏水
が、最も多いかして、蘇苔が、奇麗に布かれている。気紛れに、そこへ根を卸したような五葉松は、仰向けに川の方へ身を反らして、水と頷ずき合って、何か合図をしている。崖....
淡紫裳」より 著者:佐藤垢石
り出す渓水を汲んで渇を癒し、吐息をつきながら鉄の鎖を握ってよじのぼった。朝鮮烏が五葉松の梢に止まっている。 安心呂から二、三百メートルのところであるが、天女の....
澪標」より 著者:外村繁
る。それを廻ると、苔を敷き詰めた前栽である。赤松を主にし、高野槙《こうやまき》、五葉松、檜、椎、ゆずりは、山茶花等が植え込まれている。楓も目立って多い。私は飛石....