五辛[語句情報] » 五辛

「五辛〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

五辛の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
植物一日一題」より 著者:牧野富太郎
するのであろうか。時世が違って反対になった。 右の葷菜とは元来五葷といい、また五辛と呼んで口に辛く鼻に臭ある物五つを集めた名で、それは神を昏まし性欲を押さえる....
法然行伝」より 著者:中里介山
師となる程の者に相違ないと。 母の秦氏は心が柔和で、身に苦しみがない。堅く酒肉五辛を断って三宝《さんぽう》に帰する心が深かった。 遂に崇徳院《すとくいん》の....
特殊部落と寺院」より 著者:喜田貞吉
る。 一体僧侶の肉食妻帯は、我が僧尼令の厳禁するところで、酒を飲み、肉を食い、五辛を服するものは三十日苦使せよ、僧寺に婦女を停むる一宿以上ならば十日苦使せよ、....
俗法師考」より 著者:喜田貞吉
定は、大宝令中の僧尼令に詳しくみえている。彼らはもちろん酒を飲み、肉を喰い、及び五辛を服してはならなんだ。ただ疾病の場合にのみ、薬用として三綱の許可を受け、日限....