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五雑俎
「五雑俎〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
五雑俎の前後の文節・文章を表示しています。該当する9件の作品を表示しています。
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「十二支考」より 著者:南方熊楠
だから、弱い虎に邂逅《めぐりあわ》せた人は迎えざるに勇士の名を得たのもあろう、『
五雑俎』巻九に虎地に拠りて一たび吼ゆれば屋瓦皆震う、予黄山の雪峰にあって常に虎を....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
逃げた物語あり、わが邦の「かちかち山」の話も兎の智計能く狸を滅ぼした事を述べ、『
五雑俎』九に〈狡兎は鷹来り撲《う》つに遇えばすなわち仰ぎ臥し足を以てその爪を擘《....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
か、ただ恨むらくはその米俵巻絹世に存せざるなり〉という事は、『質屋庫』に引いた『
五雑俎』四に、〈蘇州東海に入って五、六日ほど、小島あり、濶《ひろ》さ百里余、四面....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
棄て用いるなし。『嶺表録異』に、晋安州で※蛇を養い胆を取りて上貢としたと載せ、『
五雑俎』に、〈※蛇大にして能く鹿を呑む、その胆一粟を口に※《ふく》めば、拷椋《ご....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
インドその他に多き上に、馬驢はその陰相顕著故これを和合繁殖の標識とせる事多し。『
五雑俎』五に、宋の張耆《ちょうき》四十二子あり、〈諸姫妾の窓閣皆馬厩に直す、馬○....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
しょく》はおろか中らずといえども遠からぬほどに発銃くらいはするなるべし。ただし『
五雑俎』に明の名将威継光が数百の猴に鉄砲を打たせて倭寇《わこう》を殲《ほろぼ》し....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
訛《てんか》しただろうと言われた。実際鳥と爬虫とその足跡分別しがたいもの多く、『
五雑俎』九の画竜三停九似の説にも、爪鷹に似るとあり。『山海経《せんがいきょう》』....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
は家をはく事をせぬわざあり、今はさまでにはあらねど元日は民家すべて掃除をせず、『
五雑俎』※《びん》中の俗、年始に糞土を除かず、初五日に至りて輦《れん》して野地に....
「雪」より 著者:中谷宇吉郎
》といひしも暖国の論なり。されど唐土《もろこし》にも寒国は八月雪|降《ふる》事|
五雑俎《ござっそ》に見えたり。暖国の雪一尺以下ならば山川村里|立地《たちどころ》....