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「井伊直弼〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

井伊直弼の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
平和への荷役」より 著者:宮本百合子
順位で一等国になったということを、素朴にいわゆる国民の誇りと感じた。黒船が来て、井伊直弼が暗殺されて、開港した後進国の日本が、ヨーロッパ資本主義列強に伍してアジ....
獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
で、急速にぐるりが変って来かかっています。豪徳寺というお寺を散歩しました。ここに井伊直弼の墓があります。又招き猫という、縁起の猫の本尊(由来不明)があって、花柳....
犬神娘」より 著者:国枝史郎
りは繁くともなほ世のために身をつくしてむ こういう和歌でございます。上は御大老井伊直弼様の圧迫、下は捕吏だの船夫などの迫害、ほんとにご上人様のご一生は、さわり....
つづれ烏羽玉」より 著者:林不忘
う。 とにかく普通一般の殿様が下情に通じようなどという道楽気分からではなしに、井伊直弼は政務の一端としてよく市井の音に耳を傾けていた。 で、月の十日には南北....
『七面鳥』と『忘れ褌』」より 著者:佐藤垢石
いだんべ』 爺さんは、しばし解けぬ疑いに茫っとして、堂の入口に佇んだ。 大老井伊直弼が、水戸浪士のために桜田門外で討たれたのを八蔵爺さんが聞いたのは、それか....
三十年前の島田沼南」より 著者:内田魯庵
芳ばしからぬ噂であった。ツイその数日前の或る新聞にも、「開国始末」で冤を雪がれた井伊直弼の亡霊がお礼心に沼南夫人の孤閨の無聊を慰めに夜な夜な通うというような擽ぐ....
福沢諭吉」より 著者:高山毅
はんたいでした。いっぽう、ハリスからのさいそくはつよくなりました。そこで、大老の井伊直弼は、自分だけの考えで、この条約にはんをおしてしまいました。 その日は、....