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「井原〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

井原の前後の文節・文章を表示しています。該当する9件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
風の便り」より 著者:太宰治
に、そのまま残して置きます。)御自愛を祈ります。敬具。 六月十日木戸一郎井原退蔵様 拝復。 先日は、短篇集とお手紙を戴きました。御礼おくれて申しわけ....
阿部一族」より 著者:森鴎外
げさだ》、同|吉太夫《きちだゆう》景好《かげよし》、橋谷市蔵|重次《しげつぐ》、井原十三郎|吉正《よしまさ》、田中意徳、本庄喜助|重正《しげまさ》、伊藤太左衛門....
記録狂時代」より 著者:寺田寅彦
コードがあったはずだから、何かコンディションが違っていることと思われる。この話は井原西鶴の俳諧大矢数の興行を思いださせる。 これらの根気くらべのような競技は、....
芭蕉について」より 著者:宮本百合子
団十郎の書いたもののなかに語られている。 同時代の芸術家として、近松門左衛門や井原西鶴等の生きかたと芭蕉の生涯とは今日の目におのずから対比されて様々に考えさせ....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
れてみると、思い当ったことがあります、西鶴の中にありますよ、皆さんお読みですか、井原西鶴の書いた『諸国咄《しょこくばなし》』という本の中に、不思議の盲人のことが....
明治美人伝」より 著者:長谷川時雨
りし芸すぐれて万《よろず》に賤《いや》しからず、身にほくろひとつもなき―― と井原西鶴《さいかく》はその著『一代女』で所望している。 明治期の美女は感じから....
江戸芸術論」より 著者:永井荷風
時代の精神をなすに至るの観あり。浅井了意《あさいりょうい》戸田茂睡《とだもすい》井原西鶴《いはらさいかく》の著作いづれもその証《しょう》となすに足る。試みに明暦....
正宗谷崎両氏の批評に答う」より 著者:永井荷風
た。谷崎君の眼光は作者自身の心づかない処まで鋭く見透していた。 ここでちょっと井原西鶴について言いたい事がある。世人は元禄の軟文学を論ずる時|必《かならず》西....
木綿以前の事」より 著者:柳田国男
言葉の意味が、絶えずこの理解を混乱させることは避けられぬのである。近世の文学でも井原|西鶴などは、元来あの人が唯物史観なのだから、なんでも裏面の事情へ持って行こ....