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亜字欄
「亜字欄〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
亜字欄の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「奇怪な再会」より 著者:芥川竜之介
御覧。東京はもうあの通り、どこを見ても森ばかりだよ。」
成程《なるほど》二階の
亜字欄《あじらん》の外には、見慣ない樹木が枝を張った上に、刺繍《ぬいとり》の模様....
「草枕」より 著者:夏目漱石
》さんや、人間のうちで眼ほど活きている道具はない。寂然《じゃくねん》と倚《よ》る
亜字欄《あじらん》の下から、蝶々《ちょうちょう》が二羽寄りつ離れつ舞い上がる。途....
「旅の絵」より 著者:堀辰雄
には看板の代りに、このへんの大概の洋館のようにバルコンがついていて、そこの緑色の
亜字欄に精悍《せいかん》そうなシェパアドが一匹縛りつけられていたが、そいつが私た....