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亡羊
「亡羊〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
亡羊の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「恩讐の彼方に」より 著者:菊池寛
、もはや五丈の深さに達していた。が、その三町を超ゆる絶壁に比ぶれば、そこになお、
亡羊《ぼうよう》の嘆があった。里人は市九郎の熱心に驚いたものの、いまだ、かくばか....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
前月も宜昌附近にかかる化石が顕われて、天が袁皇帝に竜瑞を降したと吹聴された、山本
亡羊の『百品考』に引いた『荒政輯要』には月令に〈季夏漁師に命じて蛟を伐つ、鄭氏い....
「平凡」より 著者:二葉亭四迷
怪しくなって、正比例で一寸《ちょっと》息を吐《つ》く。が、其お隣の反比例から又|
亡羊《うろうろ》し出して、按分比例で途方に暮れ、開平|開立《かいりゅう》求積とな....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
きの道を枉《ま》げることになってしまったらしい。 してみると、ここでも七兵衛は
亡羊の感に堪えられません。 いずれ目的は松島にあることに相違はないと聞いている....
「茶の本」より 著者:岡倉由三郎
にすることなく多大の労苦を物ともせずに、章一章こくめいに日本語に写して塾の雑誌『
亡羊』に、昭和の二年(一九二七)四月の創刊号から前後十号にわたって掲載し、翻訳者....
「茶の本」より 著者:村岡博
この『茶の本』はかつて『
亡羊《ぼうよう》』に載せた訳に多少筆を加えまとめてこの文庫に収めたものである。『....