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交換台
「交換台〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
交換台の前後の文節・文章を表示しています。該当する11件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「蠅男」より 著者:海野十三
に、電話にも奇略をつかったんです」 「へえ、どんな奇略を――」 「それはホテルの
交換台からすぐに帳場をつながないで、一旦部屋から外線につないで貰い、電話局から再....
「ドグラ・マグラ」より 著者:夢野久作
経細胞の大集団は、御覧の通り自分自身に電線となり、スイッチとなり、コードとなり、
交換台、中継台となり、又はアンテナ、真空管、ダイヤル、コイル等に変形すると同時に....
「太平洋魔城」より 著者:海野十三
電灯を片手にもちながら、 「ああもしもし」 と、電話をかけはじめた。 「おう、
交換台か。おや、電話は通じるんだね。それはよかった。え、なに?――」 「こら、他....
「幽霊船の秘密」より 著者:海野十三
いて、急な口調でいった。 「さあ、すぐ船長に報告だ。電話をしたまえ」 丸尾は、
交換台の接続を終ると、呼出信号を鳴らしつづけた。しかし船長室の受話機が取りあげら....
「浮かぶ飛行島」より 著者:海野十三
れるようになっていた。そういう設備の末の端が円形のジャック孔となって、まるで電話
交換台の展覧会というか、蜂の巣を壁いっぱいに貼りつけたというか、司令塔の壁という....
「空襲警報」より 著者:海野十三
たい……無事だったかい」 「ウン。無事だった。五十人の交換手が、みんな死ぬ覚悟で
交換台を守っていたよ。警報の連絡に大手柄をたてたんだとさ。姉さんなんか、大した元....
「雑記帳より(Ⅱ)」より 著者:寺田寅彦
涙が流れ出るのであった。 六 ある食堂の隣室に自働電話の自働
交換台がある。同じような筒形のものが整列し、それが数段に重なっている。食事をしな....
「現代忍術伝」より 著者:坂口安吾
えて下さい」 正宗菊松という名前のところへ二重マルをつけた。署名して印を捺し、
交換台の上へはりつけた。 「会社を一足でたら、外は敵地だと思わなきゃいけないから....
「魔都」より 著者:久生十蘭
はドイツ語で「捜査」という意味である。本棚の横に送話器の口が開いていて、これが
交換台につづいている筈だから、すると、真名古は何気ない顔で何か命令を発したのかも....
「復活祭」より 著者:久生十蘭
一 二時半に食堂部が終ると、外套置場と
交換台に当番をおいてレジスターやルーム・メイドが食事《レーション》に行く。客室か....
「だいこん」より 著者:久生十蘭
ところにいるんだよ」 「そうだったね。でもカマキューラなんてところ日本にないな。
交換台《スイッチ・ボールド》に叱られるからよしなさい。あたしが呼びだしてあげる」....