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交際家
「交際家〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
交際家の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「行人」より 著者:夏目漱石
しい。その娘さんの片づいた先の旦那《だんな》というのが放蕩家《ほうとうか》なのか
交際家なのか知らないが、何でも新婚早々たびたび家《うち》を空《あ》けたり、夜遅く....
「三四郎」より 著者:夏目漱石
聞いた時から、おおかたあの画工《えかき》だろうと思っていた。それにしても与次郎は
交際家だ。たいていな先輩とはみんな知合いになっているからえらいと感心して堅くなっ....
「ジャン・クリストフ」より 著者:豊島与志雄
ナタン氏は、パリーで知名な教授であって、秀《ひい》でた学者であるとともにいたって
交際家で、ユダヤ人仲間によくある学識と軽佻《けいちょう》さとが不思議に混和してる....
「僕の孤独癖について」より 著者:萩原朔太郎
来客の手にあるということほど、客に対して僕を腹立たしくすることはない。 一体に
交際家の人間というものは、しゃべることそれ自身に興味をもってる人間である。こうし....