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享禄
「享禄〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
享禄の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「阿部一族」より 著者:森鴎外
属して、強弓《ごうきゅう》の名を得た島村|弾正貴則《だんじょうたかのり》である。
享禄《きょうろく》四年に高国が摂津国《せっつのくに》尼崎《あまがさき》に敗れたと....
「神州纐纈城」より 著者:国枝史郎
爆発であるが、尚西教史による時は、慶長十二年富士焚とあり、また甲信譜による時は、
享禄以降元亀天正まで富士不断に煙りを揚ぐと、こうはっきり記されてある。
享禄以降天....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
史地理』へ抄載した。後に藤沢氏の『伝説』播磨の巻を見ると、かの地の古記を引いて、
享禄三年(欧州人始めて日本へ渡来した年より十三年前)五月十一日、飾磨《しかま》郡....
「東山時代における一縉紳の生活」より 著者:原勝郎
千疋のほかに、補任料をも添えて大昌院経由で送って来たので、実隆はいよいよ喜んだ。
享禄二年に土佐狩野の画家に扇十本を描かしめて、これを太田庄に遣わしたというのも多....
「中世の文学伝統」より 著者:風巻景次郎
授が流れて行ったのは尤もな次第であった。 一方、宗祇が歿した後、永正、大永から
享禄・天文にかけての約三十数年に、猪苗代兼載・後柏原天皇・冷泉政為・牡丹花肖柏・....
「宮本武蔵」より 著者:吉川英治
石舟斎のような処世と老後を心がければ、百歳くらい生きるのは当りまえにも思われる。
享禄、天文、弘治、永禄、元亀、天正、文禄、慶長――とこう長い乱世の中を生きて来て....
「俗法師考」より 著者:喜田貞吉
は新元興寺之公納所なり。今興福寺唐院のことし。封戸料米等を納るる所の正倉院なり。
享禄二年七郷紀に当郷不見。未民屋あらざる故なり。天正二年地子帳公納堂町と載す。然....