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京に
「京に〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
京にの前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「文放古」より 著者:芥川竜之介
持ちの甥《おい》だとか、写真ばかりももう十枚ばかり見たわ。そうそう、その中には東
京に出ている中川の息子の写真もあってよ。いつかあなたに教えて上げたでしょう。あの....
「冬」より 著者:芥川竜之介
なければならなかった。のみならずそれ等の事件にからまる親戚同志の感情上の問題は東
京に生まれた人々以外に通じ悪《にく》いこだわりを生じ勝ちだった。僕は従兄と面会し....
「妙な話」より 著者:芥川竜之介
んも健在《たっしゃ》だろうね。」
「ああ、この頃はずっと達者のようだ。あいつも東
京にいる時分は、随分《ずいぶん》神経衰弱もひどかったのだが、――あの時分は君も知....
「路上」より 著者:芥川竜之介
すけ》は上野行の電車の中で、偶然|辰子《たつこ》と顔を合せた。
それは春先の東
京に珍しくない、埃風《ほこりかぜ》の吹く午後だった。俊助は大学から銀座の八咫屋《....
「妖婆」より 著者:芥川竜之介
申し上げる事は、大正の昭代にあった事なのです。しかも御同様住み慣れている、この東
京にあった事なのです。外へ出れば電車や自働車が走っている。内へはいればしっきりな....
「或る女」より 著者:有島武郎
ら早月親佐の仙台における今までの声望は急に無くなってしまった。そのころちょうど東
京に居残っていた早月が病気にかかって薬に親しむ身となったので、それをしおに親佐は....
「或る女」より 著者:有島武郎
日を暮らすかと思えば、その秋の一日の長さが葉子にはひどく気になり出した。明後日東
京に帰るまでの間に、買い物でも見て歩きたいのだけれども、土産物《みやげもの》は木....
「星座」より 著者:有島武郎
の滞在が少し長びくかもしれない。できるなら僕は秋のうちに……冬にならないうちに東
京に出たいと思っているんだがね。そんなことは貧乏な親父に相談してみたところで埒《....
「生まれいずる悩み」より 著者:有島武郎
はここにざっと書き連ねずにはおけない。 札幌で君が私を訪れてくれた時、君には東
京に遊学すべき道が絶たれていたのだった。一時北海道の西海岸で、小樽をすら凌駕して....
「霊界通信 小桜姫物語」より 著者:浅野和三郎
なかなか盛んでございました。尤もごく高価の品は鎌倉では間に合わず、矢張りはるばる
京に誂えたように記憶して居ります。 それから食物……これは只今の世の中よりずっ....
「久米正雄」より 著者:芥川竜之介
見出でて」去り得ない趣さえ感じたことがある。愛すべき三汀、今は蜜月の旅に上りて東
京にあらず。………… 小春日や小島眺むる頬寄せて 三汀....
「恒藤恭氏」より 著者:芥川竜之介
来ないのだ。」 今恒藤は京都帝国大学にシュタムラアとかラスクとかを講じ、僕は東
京に文を売る。相見る事一年に一両度のみ。昔一高の校庭なる菩提樹下を逍遥しつつ、談....
「東京に生れて」より 著者:芥川竜之介
るものと、印象されるものとの間に、或る新鮮さがなければならない。ところが、僕は東
京に生れ、東
京に育ち、東
京に住んでゐる。だから、東
京に対する神経は麻痺し切つてゐ....
「良夜」より 著者:饗庭篁村
のみならず、新潟県下第一の俊傑なりしか、この県下に第一ならば全国の英雄が集まる東
京に出るとも第二流には落つまじと俄かに気強くなりて、密かに我腕を我と握りて打笑み....
「私の履歴書」より 著者:浅沼稲次郎
った。また私も離れ島でじっとしていることに耐えられなくなり、滞在わずか数ヵ月で東
京に舞いもどった。翌年徴兵検査でまた三宅島へ帰ったが、この時はわざわざ東京から憲....