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「京家〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

京家の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
死者の書」より 著者:折口信夫
じくして、疱瘡がはやり出した。越えて翌年、益々盛んになって、四月北家を手初めに、京家・南家と、主人から、まず此|時疫に亡くなって、八月にはとうとう、式家の宇合卿....
鳴雪自叙伝」より 著者:内藤鳴雪
こり》だというのでその手当をした。数日間は随分熱も高く出て苦しかった。そこで或る京家の人からは禁裏の膳のお下りだから、これを頂くと落ちるといって、少しばかりの御....
安吾の新日本地理」より 著者:坂口安吾
たる御様子であった。 ★ 一泊半の暗黒街を除いて、私たちは京家という旅館に泊っていた。雀右衛門夫人の経営するところで、大阪では一流中の一流....
私本太平記」より 著者:吉川英治
し、楽師兼秋が、わびたる禰宜の家へ行って、 「われらは、昨日、七大寺|詣でに出た京家の青侍どもだが、道に迷うて夜すがら難渋のあげく、おあるじには御腹痛を起され、....