京都守護[語句情報] »
京都守護
「京都守護〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
京都守護の前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「夜明け前」より 著者:島崎藤村
却された位置から身を起こしつつある。門閥と兵力とにすぐれた会津藩主松平|容保は、
京都守護職の重大な任務を帯びて、新たにその任地へと向かいつつある。 時には、オ....
「夜明け前」より 著者:島崎藤村
心を悩まされるところから、御祈願のため洛外に鳳輦を進められたという。将軍は病気、
京都守護職の松平容保も忌服とあって、名代の横山|常徳が当日の供奉警衛に当たった。....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
って、同時に、外に向ってなんら怖るるところがない。たとえば、会津の藩の如きでも、
京都守護職の大任を受けておりながら、藩士の一人が僅かに土佐藩の一士人を傷つけたと....
「話に聞いた近藤勇」より 著者:三田村鳶魚
そこからいえば、近藤だっても悪くもいわれない。近藤は京都にまいりまして間もなく、
京都守護職であった会津侯と結託して、芹沢鴨《せりざわかも》・土方歳三《ひじかたと....
「赤坂城の謀略」より 著者:国枝史郎
て、両六波羅探題北條時益、同じく北條仲時によって、わざわざ関東から呼びよせられ、
京都守護をまかせられた、武功名誉の公綱であった。隅田、高橋の両武将が、もろくも正....
「新撰組」より 著者:服部之総
意志の彼方《かなた》の事実のなかに横たわっている。 二 肥後守|容保《かたもり》
京都守護職松平容保は純情一徹の青年政治家である。公武合体=尊王攘夷のたてまえに―....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
、北町奉行と南町奉行があったように。 が。その権力や地位の大は、江戸期の奉行や
京都守護などの比ではない、――そして平家いらい、宿命の府六波羅は、百八十年後の今....
「随筆 新平家」より 著者:吉川英治
力の発揮を強いられていた。飛車は、範頼といえる。義経は、一ノ谷以後約一年ぢかく、
京都守護の予備にとどめられ、角将といった役割に措かれている。 頼朝は、飛車だけ....