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京間
「京間〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
京間の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「箕輪心中」より 著者:岡本綺堂
ま》が来る」 「よし原の初午は賑やかだってね」 「むむ、そんな話だ」 箕輪から
京間《きょうま》で四百|間《けん》の土手を南へのぼれば、江戸じゅうの人を吸い込む....
「婦系図」より 著者:泉鏡花
と云ったと思うと、隔ての襖の左右より、中ほどがスーと開いたが、こなたの十畳の
京間は広し、向うの灯も暗いから、裳はかくれて、乳の下の扱帯が見えた。 「お休みな....
「海野十三敗戦日記」より 著者:海野十三
舞に出かけた。 ◯電車は、昨日までは、大橋―渋谷間が不通で、省線は新宿―品川―東
京間が不通であったが、今日は渋谷まで行くし、省線も五反田まで行く。が、省線電車は....
「死までを語る」より 著者:直木三十五
《たん》が少くなり発熱も、低くなり、咳《せき》も少くなった。六月頃まで、横浜、東
京間で、二十回位、痰の出たのが、この頃は、二三回である。 だから、いよいよ又、....
「梅津只円翁伝」より 著者:杉山萠円
ンシャクの神様が翁に乗り移っていたように思う。 ◇ 舞台は
京間ではなかったように思う。普通の六尺三間、橋がかり三間で、平生は橋掛り共に雨戸....
「伊吹山の句について」より 著者:寺田寅彦
東海道を往復するのに、ほとんどいつでも伊吹山付近で雪を見ない事はなかった。神戸東
京間でこのへんに限って雪が深いのが私には不思議であった。現に雪の降っていない時で....
「大阪を歩く」より 著者:直木三十五
千人としておいて、大阪の人口が、仮に二百万として四百分の一である。所が、大阪、東
京間の旅客機には、二三十人に一人位の平均で、外人がのっている。外人が、特別に忙が....
「大切な雰囲気」より 著者:小出楢重
て、一泊の後ち友人三四人とパリへ夜行の一等車で行くつもりである。遠さは丁度神戸東
京間位と思う。 パリのステーションまで、美川君に迎いに来てもらうつもりだ。 ....
「社会時評」より 著者:戸坂潤
ころではない大問題だ。 とそう思って幾日も経たないのに、又々北鉄本線ハルピン新
京間で旅客列車が匪賊の手によって顛覆され、多数の死傷者を出し、邦人数名が人質とし....
「湯女の魂」より 著者:泉鏡花
ありますから。 「こっちへ。」と婢女が、先に立って導きました。奥座敷上段の広間、
京間の十畳で、本床附、畳は滑るほど新らしく、襖天井は輝くばかり、誰の筆とも知らず....
「現代忍術伝」より 著者:坂口安吾
、ひとりぽっち箱根へおいてかれちゃ、骨ばなれンなっちまわア」 いっしょに箱根東
京間トラックにゆられた仲だから、こうサルトルに訴えたが、ニコヤカに笑みをふくむだ....
「一商人として 」より 著者:相馬愛蔵
軟弱外交に足下を見透かされてか、日本人は至るところで馬鹿にされていた。私が奉天北
京間の一等寝台券二枚を求めると、その一人分の室は満州兵のために横領され、我々両人....
「四国遍路日記」より 著者:種田山頭火
ある、高台で閑静で、家屋も土地も清らかである、山の景観も市街や山野の遠望も佳い。
京間の六畳一室四畳半一室、厨房も便所もほどよくしてある、水は前の方十間ばかりのと....
「空飛ぶ悪魔」より 著者:酒井嘉七
望す。 本誌“北極”主催のもとに、本月二十五日、土曜日、午後十時より大阪――東
京間を指定区域とせる飛行機による宝探しを挙行する。参加資格はアマチュワー・オーナ....
「機密の魅惑」より 著者:大倉燁子
事によると途中で振り落されたのではないかという疑いがあるので大騒ぎとなり、神戸東
京間各駅に手配した結果、国府津附近に胴体を轢断され即死している婦人を発見、調査の....